日々、淡々と

毎日淡々と生きていきたい

意識高い系をもっと尊重する世の中に

就活は一段落した。

 就活を経験して思ったことは、「みんな変わらん」ということだった。みんな人並みに同じ真っ黒スーツを着て、同じように「粘り強さが持ち味です」って言って、「〜の理由でこの業界、〜の理由で御社を選びました」って言っても、結局他人とはなんにも変わらん。だからこそ最終的には面接のパフォーマンスよりも学歴とか大学の成績とか運動会[体育会]所属有無とかで決まってしまうんだろうなと思った。だって、本当にみんな見た目も言ってることも同じなんだもん。

こんな時こそ、在学中に起業した人とか、留学した人とか、そんな人が尊重されるべきだと思った。意識高い系(笑)みたいに揶揄する向きもあるみたいだけど、他人のことなんて放っておいて自分の心配をすればいいのに。

 

だから「意識高い系学生」は就職に失敗する | 就活生のためのホントの情報・就職四季報プラスワン | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

世に溢れる【意識高い系】がなかなか痛い - NAVER まとめ

 

小中学校とかで真面目な生徒を「ガリ勉!」って言ってバカにするのと同じ空気を感じるような。みんな同じようなことばっかりしてる大学生の中で何かしら抜きん出ようと努力している人をバカにするべきじゃないと思う。でっかく成功した人たちも昔はきっと意識高い系だったんだろうし。

 ま、自他ともに認める意識の低い俺がそんなこと言っても仕方ないけれども。とにかく、変な同調圧力を作って日本全体が泥舟のように沈んでいくのは忍びない。できる人、才能ある人、向上心のある人がしかるべき機会を得るべきで、何でも平等にしすぎるのはむしろ社会の活力を失わせる原因になってしまう。平々凡々でかつ意識も低い人が、自分が大企業に行けないのを愚痴る代わりに「意識高い系、意識高い系」とバカにしてもみっともないだけだ。もっと懐の深い社会になってほしいなと、そんなことを思った夏の朝だった。