『丸山眞男 ーリベラリストの肖像』を読んだ
借りて読んだ。もう随分たくさんの人に読まれてるみたいで、本がボロボロだったのが印象的だった。
こんなことを言ったら法学部の学生と自称するのが恥ずかしいくらいなのだが、正直に告白すると、丸山眞男氏についてぜーんぜん知らなかった。で、 いつものように図書館にいる時に「あ、苅部先生の本があるー」と思って。
書評なんて偉そうなことはとても書けないので自粛。
この本を読んでからAmazonのレビューも見たんだけど、自分が理解できない事柄に出会っても、執筆者への嫉妬や拒否反応から否定的な評価を下すような人間にはなりたくないなとは思った。
謙虚に他人を理解しようと努め続ける努力というのは、それはそれとして自分にとっては一つの美徳だなと気づいた。
<追記>
個人的にこの本を復習しようと思って、印象的だったところを抜粋してカタカタ入力していたら、「日本精神」という言葉がgoogle日本語入力で一つの単語としては変換されていないことに気づいた。既に現代日本ではこの言葉は死語なのか。この時代の変化を終戦70年を迎えた今、丸山眞男氏が見たら、一体どんなことを考えるのだろうか…とふと思った。
はい、それだけです。