日々、淡々と

毎日淡々と生きていきたい

「丸山眞男」をひっぱたきたい を読んだ

同じような話題ばかりになるが、苅部先生の著作『丸山眞男リベラリストの肖像ー』と、丸山眞男『日本の思想』を借りて読んでいたので、ふと気になって「丸山眞男」でググっていたら見つけた以下の文章を読んで衝撃を受けた。

「丸山眞男」をひっぱたきたい

31歳フリーターの立場から見た2010年台日本社会、という話なんだが、読んでいて「鬼気迫る」感があった。自分の立場・バックグラウンドから強烈に出てくる思いというのは理論だかロゴスだか何だか知らないが、そういうものを超えて訴えかけてくるものがあった。

自分自身一度は掃除夫で一生が終わることを覚悟しかけたことがあったので、暗い日々から湧いてくるどす黒い感情というのはほんの少しわかる気がしたが、それを理論立てて冷静に分析して書いてるんだからやっぱりすごい。

 

日本は努力至上主義みたいなところがあるけど、努力の土俵に乗ることすらできなかった人なんていくらでもいるのに、それをみんな見て見ぬふりをしてるだけじゃないか!っていう憤りと、しかし自分の立場からでは見えない景色でもあるようななんだか恐縮な気持ちが相半ば。