日々、淡々と

毎日淡々と生きていきたい

喫茶店の笑い声

最近よく喫茶店に行くようになった。

以前はお金の無駄だと思って、誘われない限りは決して利用しなかったが、とあるきっかけでタガが外れた。あまりお金のことは気にせず、気が済むまで喫茶店に行ってやろうと思い始めた。今も銀座の喫茶店で夜のお仕事の人たちが賑やかにしている中、一人でぼんやりしている。
 
 
喫茶店に来るようになってまず持った感想は、うるさいということだった。人の話し声というのはこんなにうるさいものなのか。居酒屋ではなく喫茶店なのに、なんであんなに大声を出しているんだろう。距離と声のバランスを失ってしまったのかな、と思うような人もよく見かける。あとは単に自分が根暗だから、他人が楽しそうにしているのを見てイライラして、そんなことを思うのか。
 
 
でも最近はその域を越えた。うるさくてもイライラまではしなくなった。慣れた。
 
 
 
今改めて、こうやって冷静に騒音を感じていると、どうしてあの人はあんなに楽しそうに笑ってるんだろう...という疑問が湧いた。自分があんな風に楽しく笑ったことはあっただろうか、と記憶を巡らせてみると、少し前に知人と話した時に笑い転げた時のことを思い出したけど、それ以外は一切思い出せない。
笑い転げることが全然ない生活というのも、殺風景なものだなと思った。
 
 
すべては内面の問題だというが、内面が変われば日々笑い転げる生活ができるのかな。