日々、淡々と

毎日淡々と生きていきたい

2014Blue Devils見たけどさ…

 いや、まあ圧倒的すぎて何も言えんな。 

 

格の違いというか、さいたまスーパーアリーナで毎年やってる全国大会はこの劣化版のミニチュア版の劣化版でしかないことをまざまざと思い知らされたような感じがした。 

ほんと、DCIのミニチュア版やってる限りは一生日本でこの感動は生み出せないだろうなと確信させるだけのものがあったな、うん。

 

お遊戯会要素は全部いらないし意味もわかりにくいから嫌いだけど、そんなのが目に入らないくらいブラスが圧倒的にうまかった。音がめっちゃ澄んでるのにこの音量。

 最初の音だけでもう「あ、次元が違うんだな」と思った。

 

なんかちょっとため息が出ちゃったな…。

『丸山眞男 ーリベラリストの肖像』を読んだ

借りて読んだ。もう随分たくさんの人に読まれてるみたいで、本がボロボロだったのが印象的だった。

丸山眞男―リベラリストの肖像 (岩波新書)

丸山眞男―リベラリストの肖像 (岩波新書)

 

こんなことを言ったら法学部の学生と自称するのが恥ずかしいくらいなのだが、正直に告白すると、丸山眞男氏についてぜーんぜん知らなかった。で、 いつものように図書館にいる時に「あ、苅部先生の本があるー」と思って。

 

書評なんて偉そうなことはとても書けないので自粛。

 

この本を読んでからAmazonのレビューも見たんだけど、自分が理解できない事柄に出会っても、執筆者への嫉妬や拒否反応から否定的な評価を下すような人間にはなりたくないなとは思った。

謙虚に他人を理解しようと努め続ける努力というのは、それはそれとして自分にとっては一つの美徳だなと気づいた。

 

 

<追記>

個人的にこの本を復習しようと思って、印象的だったところを抜粋してカタカタ入力していたら、「日本精神」という言葉がgoogle日本語入力で一つの単語としては変換されていないことに気づいた。既に現代日本ではこの言葉は死語なのか。この時代の変化を終戦70年を迎えた今、丸山眞男氏が見たら、一体どんなことを考えるのだろうか…とふと思った。

はい、それだけです。

 

「丸山眞男」をひっぱたきたい を読んだ

同じような話題ばかりになるが、苅部先生の著作『丸山眞男リベラリストの肖像ー』と、丸山眞男『日本の思想』を借りて読んでいたので、ふと気になって「丸山眞男」でググっていたら見つけた以下の文章を読んで衝撃を受けた。

「丸山眞男」をひっぱたきたい

31歳フリーターの立場から見た2010年台日本社会、という話なんだが、読んでいて「鬼気迫る」感があった。自分の立場・バックグラウンドから強烈に出てくる思いというのは理論だかロゴスだか何だか知らないが、そういうものを超えて訴えかけてくるものがあった。

自分自身一度は掃除夫で一生が終わることを覚悟しかけたことがあったので、暗い日々から湧いてくるどす黒い感情というのはほんの少しわかる気がしたが、それを理論立てて冷静に分析して書いてるんだからやっぱりすごい。

 

日本は努力至上主義みたいなところがあるけど、努力の土俵に乗ることすらできなかった人なんていくらでもいるのに、それをみんな見て見ぬふりをしてるだけじゃないか!っていう憤りと、しかし自分の立場からでは見えない景色でもあるようななんだか恐縮な気持ちが相半ば。

 

 

因果応報もない、幸せと不幸せのプラマイ0もない、あるのは分相応な暮らし

結局幻想だと思いつつも、容姿がいい人とか収入が高い人とか夢を叶えてる人とかを見るとどす黒い感情に襲われてしまうのは、日本人に特有の歪んだ同質概念が働いてるらしい…と最近は自己分析している。

 

楽しく幸せに暮らして何も不満のない人生を最初から最後まで送る人がゴマンといることくらい痛いほどわかってるつもり。しかしそれでも自分が辛い時とか苦しい時に理由とか報酬を求めてしまうのはまだ心の鍛錬が足りないからだと思う。

人は結局持って生まれた器に合わせて生きるしかないわけだし、であれば身分不相応な幸せを最初から望まないことが、僕にとっては肝要だ。普通か、普通よりちょっとマシなくらいの気分をできる限り常に保ち、感情が上にも下にも振れないように注意しつつゆっくり生活すべきだと思っている。

 

人生に期待しても必ず裏切られる。例え一時の幸せがあってもそれは不幸せに振れる準備でしかない。

喜びは執着の感情に変わり、苦しみは忌避の感情に変わっていずれにせよ不幸。

感情が上にも下にもいかないように。慎重に。

 

 

とにかく人を恨みず、自分を恨みず、天を怨みず。

このうんざりするような日々にじーっと耐えて寿命が終わるのを待つ。何事にも終わりはあるはずだしな。

 

 

 

はぁ。にしても、早く終わってくれないかなぁ。

 

M協 2015 神奈川県大会 覗いたでぇ

途中から行ったから席を見つけるのにちょいと苦労したけど、最終的にはいい席が取れた。

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にしても、

M協・千葉県大会・自由席2000円(プログラム込み)

吹連・関西支部大会・指定席1500円(プログラム400円)

M協・神奈川県大会・自由席3500円(プログラム込み)…前売り券は500円引き

 

って、なんか神奈川県大会高くねぇか

まあいいんだけど。

 

神奈川県大会は千葉県大会のがっかり感とは無縁だった。M協の団体って、割と早い時期からきちんとしたクオリティを維持してるもんなのね…。

各団体ごとに感想書こうかと思ったけど、どうせ俺の感想と結果が逆になってるわけだし無意味だからやめた。

 

一つだけ言っておくと、日大中高良かった。もう負けて関東大会すら出られないで終わっちゃったけど。鎌倉女子みたいな謎棺桶使った芝居系より2000倍マシだった。

 

カラーガード無しで非常にクオリティの高い潮田中学とか見てるとどうしても思ってしまうんだが、カラーガードってそもそも必要かね?

小編成・中編成団体で申し訳程度にカラーガード使ってる団体の悲惨さハンパなかったんだが。旗振ってる奴全員に代わりに楽器持たせた方が20000倍マシだと思ったんだが。そりゃ湘南台とかインスパとかそこら辺のアホみたいに人がいる団体だったらなんか端の方で旗がピラピラしてるな~くらいの感じで少しは華もあるしいいけどさ、少人数でやってるマーチングでカラーガードとは名ばかりの三文芝居を見てるとこっちが恥ずかしくなるんだが、俺だけかいな。

 

いかん、最近人生への絶望が深くなって口まで悪くなってきておる…

 

しっかし、神奈川県大会は見る価値あった。どの団体もうまかったし、一応2階席まで音は飛んできてた。

 

2015マーチングコンテスト関西大会観てきたで

わざわざ大学の講義を休んで、9月23日に大阪市中央体育館であった関西マーチングコンテストを観てきた。中学の部も高校以上の部も。

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高校以上の部が17団体で、午後にあった中学の部が33団体なので、合わせて50団体、見ましたよ。 

ダラダラと感想を書き殴ってメモしておく。

 

<高校以上の部>

高校以上の部を観ていて感じたのは2点。

①毎年上位の団体とそれ以外の団体の差が圧倒的ということ

京都府のレベルが確実に上がってきてるなということ

①に関しては、まず全国に行く可能性がある高校が既に17団体中6団体に予め絞られている感がすごい。改めて言及するまでもないけど、

大阪府立淀川工科高等学校(いわゆる淀工)

京都橘高等学校(オレンジのミニスカでステップ踏むとこ)

滝川第二高等学校(青くていかつい服で毎年音出しすぎぃってくらい出すとこ)

早稲田摂陵高等学校(阪急少年音楽隊以来の、伝統のカレッジスタイルマーチング)

大阪桐蔭高等学校(最初のファンファーレ前にT!O!I!N!って叫ぶとこ)

箕面自由学園高等学校(毎年曲も構成もほぼ同じとこ)

の6つ。京都の残り2校もかなり良かったけど、やはりこの壁は厚すぎた。東北・北海道・四国地方の学校全部合わせても、この6校のうち1つすら上回る点数は取れないんじゃないか、くらいの壁。

今年は淀工、京都橘、滝川第二の3つが代表として全国に行くことになったので、全国にいけなかった残り3校の分まで頑張ってほしいなと。

(ちなみに、今年の京都橘はあのブレブレの音で全国推薦を取ってしまった…。伸びしろ枠だったのか期待枠だったのか知らないけど、全国ではあのままだとヤバイんじゃないのかな…)

動画は以下の通り。

京都橘

www.youtube.com

 滝川第二(↓大会本番での演奏内容は4:27辺りから6分間)※現在非公開になってます

www.youtube.com

早稲田摂陵(↓大会本番での演奏内容は前半部分)

www.youtube.com

②に関しては、京都両洋高校京都すばる高校。正直上記6校に比べるとネームバリュー的に脇役感は否めなかったけど、今年はどちらもおっと言わせる内容だったんじゃないかと個人的には感じた。東北マーチングコンテスト(北海道でも四国でも置換可)に出てたら確実にどちらも全国に出てたでしょう。

おっさんに人気の京都橘があるから奮起したのか、それとも数年前三出制度が残ってた頃にまぐれで全国に出てから覚醒したのか知らないが(記憶違いだったらすみません)、かなりレベルが上がってきているというか、上り調子の勢いをビンビン感じた。見てるこっちが日焼けするくらいに。まさに高校生らしい元気なサウンド・構成で、来年度以降、もしかしたら厚い壁を打ち破ってくれるんじゃないかという期待を十分にできる内容だったと思った。

 

ま、まさかの両校銀賞に沈んだが…。

それにしても、毎回俺の感想は大会結果と全く異なる、というか逆になる。なんでや。

要するに俺が音痴で、センスなくて、好みが変ってことか。うーむ。

 


【金代表】京都両洋高校 2015京都府マーチングコンテスト Kyoto Ryoyo High School ...


【金代表】京都すばる高校 2015京都府マーチングコンテスト Kyoto SUBARU High ...

 

(追記2015.10.7)

京都すばるはやっぱり2009年、2010年と全国行ってるわ。それぞれ金・銀

2009年の金賞も全国で6位だから割とぎりぎりだけど、金は金だからな。腐っても金。ちなみにこの時の全国大会での順位は大阪桐蔭と精華女子が同順で1位、3位玉名女子、4位京都橘、5位熊本工業に次いで市立船橋と同順の6位。やっぱ関西と九州パネェっす。

ちなみに2009年は淀工と滝二が3年連続で消えてた年、2010年は京都橘が消えてた年。早稲田摂陵箕面自由学園がまだ発展途上だった時代で、しかも関西からの代表が4枠もあったから生じた現象だったわけやな。

京都両洋は全国行ってないね。まだ。でもこの雰囲気ならそのうち行けるはず。ふぁいとや!他の全国を狙いすらしてない関西のクソ高校さんたちより2000000倍いい演奏してるんだから、あとはタイミング次第や!

 

 

<中学の部>

中学の部は恐らく県大会で予選を勝ち抜いていない(実質オープン出場の)滋賀県とか奈良県の一部団体を除けば、どのバンドも意外とまともに演奏している印象だった。

特に大阪、兵庫のレベルの高さは際立っていたような。結局全国に出場することになったのは、

菫、上甲子園、塩屋、平岡、宇治の5校。

大阪1,兵庫3,京都1か。正直宇治中学の演奏は記憶にないが(すいません、多分寝てた)、他は全国に行って驚くようなところはなく、どこも非常に上手だった。

 

他に全国にいけなかった中学では

修学院、玉津、有馬、飾磨東 

あたりは、非常に惜しいというか、全国に行っても誰も文句は言わなかったはず。審査員の好みかね、やっぱ。関西大会だけあって、中学でも金賞受賞校はどこもやっぱレベル高かったな。特に銀賞以下の学校とは明確に差があった。ここでマーチングを披露する最後の機会になってしまうのが非常に惜しいくらいの完成度で、「関係者しか買えません」ってわざわざチラシに明記してあったDVDを関係者でも何でもない俺が密かに買ってやろうかと思うくらいすばらしかった。全体の構成も、編曲も、演奏も、動きも。(↓コンテと曲は以下の動画を参照)

www.youtube.com

www.youtube.com

 

銀賞以下は、ピッチが合ってない、楽器の音のバランスがおかしい、パーカッション鳴らしすぎ(特にスネア)、まず楽譜が吹けてない、等の問題を大量に抱えている団体ばっかの印象。

 

ただ河合第二(出場校の中で一番気合い入ってたんじゃないかな?…声だけ)、妙寺、有馬とかの少人数でも頑張ってるところは、非常に印象が良かった。日本のマーチングは屋内でするわけだし、少人数でも頑張れるのがいいところだと思う。有馬中なんか少人数で健気に全国を目指してる感がひしひしと伝わってきて(実際のところは知らないけど)、非常に思いの伝わる、たくさん練習してきたんだろうなあ…と思わせる演奏・演技だった。

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ということで誰か僕に関西大会のDVD買ってください。お金なら払うから…。

関係者と出演者しか買えないとか日本パルスさんマジ鬼畜かよ。俺ロリコンじゃねーよ!

 

 

 

<全国大会での予想>

続きを読む

2015マーチングバンド千葉県大会に行ってきた

せっかく日曜に予定がなく(普段から基本ないけど)、天気も良くてちょうどいい気温だったから、思い立ってM協の千葉県大会に行ってきた。

これ。

http://chibamb.org/files/2015timetable.pdf

 寝坊したから千葉敬愛以降しか見られなかったけど、一言で言うとなかなかに残念だった。

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全国大会でもなく支部大会でもない、県大会なんだしある程度は覚悟していた。けど、まあひどかった。割とマジであの会場で出演団体の関係者以外で来てたの俺だけじゃないか。あんなん自分の子でも出てないとお金もらってもお断りくらいのもんやで。

 

地方のショボいバレエスクールとか、ピアノ教室の発表会みたいな感じ。内輪感ハンパない。

いやむしろよくあんな立派な会場借りてやったな。

市立柏も時期柄か案外そんなに上手ではなく、期待していた南部中学も第一中学も(ドラムメジャーがクルクル周ってた以外は)特に見どころは1つもなく、その他は全部まとめてお察し状態だった。あ、ただ成田国際高校?はしっかり歩く練習してる感があっていい感じだったな、うん。

 

ま、全国大会はまだまだ先だし、これから練習して変わってくるんだろう…きっと。ここで終わらない団体は。

 

今回のハイライトは、ラストのほうでゲストで出てた神奈川県の2団体、潮田中学と湘南台高校にすべておいしいところを持って行かれて終わるという謎結末だった。千葉県団体じゃないのに、この2つだけが主役で他はぜーんぶ脇役みたいな感じだったな。湘南台はこの時期にしてあの完成度。招待明けだけど今年もグランプリとるんじゃないかな。文字通り圧巻の演奏・演技だった。

潮田中学も(高校も含めた)千葉県団体全部よりうまくて迫力あった。

てかやっぱうまい団体と下手な団体って、これだけの差があるんだなって思った、うん。ちょっとビビった。マーチングはやっぱり人数と音の大きさで押す部分が強いから、そこで差が出てしまうとなかなか厳しいもんがあるな。

 

本当に、あの2校の演奏を見てパレコンじゃない方で出てる千葉県団体の関係者は何も思わないのかな。下手に派手派手で毎年違う衣装とか小道具を使ってお遊戯会レベルの三文芝居をやるくらいなら、その時間とお金と労力を1曲でも完璧に演奏できるように楽器を吹く練習に使えばいいのに。小学校の文化祭かよ。

日本の受験産業くらいの社会的無駄を感じたような気がした。

うん、言い過ぎた。

 

 ま、とにかく、神奈川2校が見られただけでも2000円の入場料を払う価値はあった。その他はお金もらっても見たくないが、とにかく救いがあったということでメデタシメデタシ。

 ↓千葉県大会のやつじゃないけど、今年2015年の湘南台。すごいよな。

www.youtube.com